カクゼツ

一般大衆からは隔絶された面倒オタクの独り言。基本的にゲームのことばっかです。

Outer Wilds ナオプーナの航行記録 (ネタバレあり DLC無し クリアまで)

2年前に一度遊んでみたものの、操作性の悪さから挫折して積まれていたOuter Wildsに改めて向き合いました。 以前はコントローラで遊ぼうとしたけど今回はキーボード&マウスだったのが良かったのか、2年間の間に操作性が改善されたのかはわかりませんが、「え?全然普通に遊べるじゃん、やるぞ」となり、途中から「これは絶対に貴重な体験になるので航行記録を残そう」と思い立ち、ふせったーに投稿したものを一部修正して掲載します。

当然のことながら完全にネタバレの嵐であり、一応エンディングを見終えた身としては「絶対に何も知らないまま遊んでくれ」と言いたくなるゲームだったため、未プレーの方の閲覧は推奨しません!!!!!!

1~2日目

■2年前のプレー時点で発見してたもの

・ホワイトホールステーション
なんか条件満たした時にワープができるらしいとだけ記憶している
そもそもどうやって行ったかあやふや
操作クソ!!ってなってる時にわけわからんままブラックホールに呑まれて着いたとかそんなだった気がする

・アトルロック
ぼっちがいたとだけ記憶している

■発見したもの やったこと

・太陽なき街
サボテンはクソ
高エネルギー研究所にまだ行ってないので砂で埋まる前に頑張る

・重力砲
Nomaiのシャトルを回収して中に入って色々いじったら宇宙に投げ出された
何もしてないのに壊れた!

・侵入者の内部
幽霊物質はクソ
ボコボコ物質生えてて付近が危険とか煽る割に死ぬ場所と死なない場所あるんかい!!

・宇宙の眼の座標
って何?
太陽なき街にそもそも眼なんか信じられるか!とか書かれた何かがあった気がするが

・闇のイバラ
クソデカ生物に喰われて死んだ 何
その先にFeldsparくんがいそう

・量子知識の塔
いや道崩れてて行けんが!

・量子の月
村にあった石の特性から見るに観測し続けないと姿をくらますっぽい いかにもな「量子」の設定だ
今のところ見つけられていないけど、ゆらぎの周波数辿って見つけて目を離さず辿り着けとかそういう話かね

■所感

完全に理解した(わかってない

ここまでの情報だとなんか「Nomaiがこの星一帯のエネルギー使ってなんか悪さしようとした感」すごいけど、恐らくこれは浅はかでもう何段階もネタがあると推測する。
ループ開始時に軌道探査砲からなんか発射されてるしNomaiの生き残りがいて邂逅する展開あるな!(安直
もはやメタ的な読み方だけど、ここまで絶賛されてるからには22分前に戻されるループにもバッチリ説明つくことに期待している。

双子星プロジェクトとか言われてるくらいだし片割れの砂が無くなったとこをもっと調べたほうがよさそう。
あと太陽ステーション。軌道探査砲ですらダルかったし500回くらい燃え尽きそう。

巨人の大海の全面海感が生理的に無理過ぎて、それを克服しようとぼんやり眺めてたら回転の向きが違う竜巻見つけて、迷わず飛び込む気になった時の「好奇心が全てを上回った感じ」が凄かったです。

3日目

■発見したもの やったこと

・ホワイトホールステーション 再訪
時間経つと色んなとこにワープできるのかな?と粘ったけど一箇所だけかよ

・太陽は熱い
太陽ステーション(と思しきもの)、近づく前に太陽に吸い込まれて蒸発するが?
Nomaiの技術力どうなってんだ

・灰の双子星
砂が枯れたらあら不思議
砂の中になんてもの作ってんだNomaiくん
ホワイトホールステーションが原型?こっちが真のワープポイント?
太陽ステーションが動力候補?なんの?

ブラックホールの鍛冶場
って何?
ワープコアを作った場所らしい わからん

・太陽なき街 再訪
侵入者の探索で幽霊物質は意外と死なないことがわかったので探索できた
宇宙の眼に関する記述を読んだ
座標を先に見つけてしまった感…
宇宙の眼は人工物なの?

・高エネルギー研究所
サボテンはクソ 砂で埋まってから進めばいいことに気付かず何度も宇宙服を破きました
そして「22分」のキーワードきちゃ~~
ワープコアをガチャガチャやってる時にせり上がってくる砂、空気を読め
「砂が入ったら大変だから表の入り口封鎖するね!」→「ただし下はがら空き」のコント感
Nomaiくんさぁ…大事な建物はちゃんと作ろう…君らがどれくらい前に死んだのか知らんが…
結局たくさんあるワープコアが何かを起こせるのかはわからず

・量子の洞窟
太陽なき街の入り口どこだっけ~とかやってたら迷い込んで燃料も酸素も尽きて死
サボテンや岩が目を離すと消えたり現れたりする う~ん、量子

・火山試験サイト
ゲーム開発者でこの火口の中に探索できる場所作らないやつおらんやろ→案の定
灰の双子星プロジェクトを覆う「超新星爆発にも耐える外殻」
謎は全て解けたァ…(これが本当に全てとは言っていない
この感じ、十三機兵以来

・量子の月
それっぽいものを観測したので目を離さず着陸しようとしたが、消えた…
観測し続けてるだろうがよ!
観測機らしきものも見つけたが出現法則はまだわからん

■所感

「22分」の記述が見つかってから世界の解像度とテンションが爆上がり。

この22分のループを生み出すための
仕組み=ワープコア
エネルギー源=太陽ステーション?
なのかと思ったが、太陽ステーション周りは賛同しないNomaiもいたやら何やらでハッキリしない。
経緯や原理はともかく主人公は超新星爆発までの22分のループに巻き込まれているわけで、
火山試験サイトに残された記述からしても「超新星爆発自体がループのためのエネルギー説」は濃厚では?

Nomaiたちは何のためにこの「マイナスの時間差」を求めたかというと、
軌道探査砲の項にあるように宇宙の眼を探したかったっぽい。それが何故か、どんなものなのかはわからん。
「何百万も発射された探査機」は、ループの冒頭で見えるランダムな方向に射出されてるアレ。
主人公は偶然Nomaiの像と繋がって何かが発現したことでループを観測できているが、
実際には「遥か前から超新星爆発直前の22分間が繰り返されている」のではないか。

現時点の推測まとめ。

・なんとしても宇宙の眼を見つけたいNomaiくん、何かあってこの星系に不時着。
・見つかりません
・せや!時間を逆行する仕組み作って無限に探査すればええんや!(突然のぶっとび発想
・でもそんなんエネルギーが足らんわ…太陽ステーションも賛否分かれちゃうし…マヂもぅ無理…。
・ごちゃごちゃやってるうちに幽霊物質でNomaiくん死滅、プロジェクトは放置される。
・時を経て、超新星爆発でエネルギーが供給されプロジェクトが起動!
・ループ開始。始点では同じくエネルギー供給された軌道探査砲が最大エネルギーをオーバーして探査機をブッ放し壊れている。
(ここが毎回方向ランダムで厳密な繰り返しじゃないのはやや引っかかる。実はループしてると思い込んでいる?
主人公がNomaiの像とリンクしてループに巻き込まれたことも含め、それもまたゆらぎ的な何かの範疇?)
・以後、超新星爆発が起こる限り繰り返される22分のループで果てなき探査が行われる。
・ループ装置と探査結果だけは「防護殻」で守られているので、900万近い探査の結果、宇宙の眼の座標が見事判明!
・おめでとう(ただしNomaiはもういない

量子まわりの色々
飛来した侵入者により幽霊物質が星系を覆ってしまう可能性と今Hearthianが生きている事実
Nomaiのつい最近死んだ感ありすぎな謎
ここら辺がまったく繋がってる感じはなく気持ち悪いが大筋はそれっぽいのでは。

しかし座標がわかってはい良かったね、というわけでもなく。
超新星爆発、人為的なものなのか、防げるのか。
量子○○系の要素は何とどう繋がるのか。なんもわからん。

とりあえずこの仮説に基づくならループが実行されるための装置が灰の双子星にあるはず!
ループ装置をブッ壊して制約から外れて安らかに死ぬハッピーエンド、あるだろ(安直

4日目

■発見したもの やったこと

・闇のイバラ 再訪
巨大生物、チョウチンアンコウだった
目指す場所っぽい光を偽装してくるとか作中害悪ランキング圧倒的トップに君臨
一瞬でもエンジンふかすと即モグモグしてくるのマジでどうにもならんが…?突破に必要な情報を見落としてる?
とりあえずFeldsparくんに会いたいんだが信号頼りに進んでもいきなり離れたりしてわけわからん
辿り着ける気がしないので一回離れるか…
と書いてて閃いた、炉辺にある種だか蕾だかから偵察飛ばしておくのが鍵だったりする?今度突入する前に試してみる

・灰の双子星プロジェクト 防護殻内
なんか色々と予想通り!!!
それでもなお物語の核心に迫る瞬間は脳が痺れる
こういうのでしか得られない栄養は確実にある
それを観測しているからその栄養はそこにある、量子の栄養である
さてループの要と思しきワープコアをゲットしたので色々試してみる

・ワープコア持ったまま死ぬ
「死亡しました」からのエンディング!流石にバッドエンドですよね
「悪いなプレイヤーくん、このゲームはループ観測下だけで記録されているシステムなんだ」
みたいな設定振りかざしてセーブデータ消してくるほど開発者が獰猛じゃなくてホッとしました

・ワープコア持ったまま遠くへ逃げる!
「ループ装置をブッ壊して制約から外れて安らかに死ぬハッピーエンド」だろ(それは一般的にハッピーではない
これはこれで一つの終わりの形として綺麗でワンチャンあるでしょって思ったんだけどなー
どんだけ離れても他の星系が影も形も無いことをツッコむのは無粋でしょうか?
それはね、この世界の星々は星系内では密集している代わり、各星系間は途方もない距離離れている設定なのですよ(SF設定辻褄合わせを司る神のお告げ

・太陽ステーション
サボテンはクソ
高エネルギー研究所の逆バージョンかよ!

・闇のイバラ 3回目
炉辺から偵察飛ばしたけど変化が観測できず
それはそれとしてアンコウ、エンジン音に反応して襲ってくるならと最初の突入時やチェックポイント的なアレに勢い付けて突入すれば何とかなるな?→ダルいけど割と何とかなる
赤い光を目指したらあったのはイクラでした
アンコウの卵?この船に兵器がついていたらそれらは宇宙の藻屑になっていただろう、命拾いしたな
適当にうろついてたらついにFeldsparくんと邂逅…会いたかったよ
しかしこいつ巨人の大海の話しかしない、いつの話をしてるんだ
なんか彼の船のそばから重要なヒントがある場所にいけるらしい…といったところで超新星爆発 全部アンコウのせい

アンコウにキレ散らかすこと十数回、ようやくうろつき回れるようになってきたものの、
Feldsparに一向に再会できない さっきどうやったんだマジで
何故かイバラから出られるようになったが何の意味もない
そしてふと気づく、やっぱ信号使わないと無理じゃね?と
いや使ってた時はあったが、イバラ内部のアレ通るたびに信号が消えたように見えるから「この中では使い物にならないんじゃないか」という思い込みがあったし、追おうとしてもアンコウがウザ過ぎて正常な思考回路で無かったと言える
信号を丁寧に辿ったらあっさりFeldsparとも再会 アホくせぇ~
そして散々焦らされた重要なヒントはまさかの「クラゲ」
もうだいぶ前にお世話になりました…あの巨人の大海の探索は相当ノリにノってたんだな

・量子の月
偶然見つけるたびに色々試してたら着陸できた!
もしかしてこの「観測し続ける」って…「写真で観測し続けろ」…ってコト!?
なんか色々法則を思い出せとか書いてある小部屋があったがひとつも記憶にございません
それはそう 量子関連のとこ何もやってないもん そこで教えられるんだろうな
北極に行こうと飛行して即宇宙に投げ出されるの9割の人がやられてるでしょこれ

・情報整理
信号は大事、覚えました 遅いですね
遭難ビーコンなんてものもあったな
Nomaiの脱出ポッド、そういえば2つしか見つかってない
3つ目探してみるか~

「闇のイバラ」

^^;

・闇のイバラ 4回目
アンコウ絶滅しろ
行きたい方向に絶妙に行きづらいとこに生息すな
突入する方向変えたら楽になるのかなと思いつつも、アンコウの姿が見えなくなってからちびちびエンジンふかして信号の方へ
脱出ポッド発見~って船もあんの?
はい炉辺でやったやつね、偵察投げ込んで写真を撮ると
いやこんなクソデカいもの散々彷徨ったときには一瞬も目に入ってないが
写真……アッ……もしかして量子ですか?
量子のこと全然良く知らんけどそれだけは知ってます
Nomaiくん量子を技術転用してたとかそういうやつ??
写真に収めて爆破したさしかないイクラの先に行くと…あるじゃんクソデカシップがよ…

・船
いや~ここが「終着点」ですか…
ループ用ワープコア引っ剥がして座標覚えてここに来いと!
いや~やばいね 「道具」と「目的地」と「入力装置」が揃っただろこれは
量子関連かなり放ったらかしな気がするけどもうこれは試さずにはいられない

■所感

進捗2に書いた推測が大体合ってた!考察大好き面倒オタクパワーが炸裂!満足感凄い!
なおこのパワーの使い道は他にはほとんどない模様。
火山試験サイトの「超新星爆発にも耐える~」って文章を見た瞬間に色んな情報が物凄い勢いで脳内で繋がりまくって推測が組み上がったのも、防護殻内にワープしてからの答え合わせも、最ッ高~~~に気持ち良かった。
こうなるともう例え推測が不正解でも「情報の組み合わせによる計画的ミスリード!凄い!」だし、
正解なら当然「こういう体験をさせるための断片的な情報配置が巧い!凄い!」なので開発者無敵モードなんだわ。
優秀なクリエイターが供給してくれる「解明・考察しがいのある骨太コンテンツ」からしか得られない快楽を求め、人はゾンビと化す。
この括りで言うならば俺はもう十年以上前にとうにゾンビ化しており、今OuterWildsのおかげで一時的に人間に戻れている。

しかしNomaiの連中、結局やろうとしてたことは太陽ステーション使っての超新星爆発とか、やっぱり悪党じゃねえか!と感じたものの、そもそも星系外から来た種族に倫理観を求めてはいけないし、その時点で他の生態系が存在していたかどうかも定かじゃないんだよな。太陽ステーションに関して賛否が分かれたところを見ると「この星系をどう扱おうが俺たちの勝手だぜ!」ってほど野蛮な連中ではなかったんだろう。
船に残されたメッセージも想像を掻き立ててくる。ひとりひとりの名前とか役割とかはあんま深く読んでないけど、それでも彼らの生き様を思い浮かべずにはいられない。完全に開発者の手のひらの上で踊っている。喜んで踊ろう。本当によくできてるわこのゲーム。

この「情報の繋がり」や「ギミック・ロジックの驚き」に加えて
「近くに感じているのにとても遠い存在である誰かの営みや心意気に思いを馳せる」
という旨味成分は、ことSFに関しては個人的にヒジョ~~~に重要なポイントだと改めて実感させられた。
同様の要素を持つ類似作品、瞬時に思いつくやつだとXenogearsゴーストトリック、十三機兵防衛圏、TENETあたり。
全部メチャクチャ好きだし、この後のシメ方次第でOuterWildsもそこに並ぶと思う。並んで欲しい。
追記:ゼルダの伝説 夢をみる島 もまあまあ近い構造だと後から感じました。

なんかもう終わったかのような感想になってしまったがまだ終わっていない。
Nomaiの思いを継いで見届けるぞ!!

5日目

■発見したもの やったこと

・量子の月 再訪
また見つけて着陸できたしとりあえずやれることをやってみる 相変わらず量子のことほとんど知らんが
小部屋に入る 壁に書いてある法則はそれぞれ学べるところが描いてあるっぽいのがなんとなくわかった
イメージングの法則は写真撮って観測し続けろってやつね
小部屋の中を真っ暗にしたらなんか動いた!!!これがもつれの法則?
観測機のような動きをしているのであれで予習ができるんだろうか

試しに別の星に合わせて外に出ると小部屋が消える…
これで各星ごとに違う地形を歩いて北極目指せってことね
そんで北極で「第6の場所」恐らく一番右側に仕掛けを合わせて外に出るんだな?
なぜそう思うかというとそういうデザインが「粋」だと感じるからです

しかしこの一番右のモチーフ色んなところで見かけてるが何を指しているのか
小部屋の中、こんだけ出来ることが限られてると特定の方角を向いてライトを点けるのを繰り返すしかないですね
はい、適当だけど第6の場所にピントが合いました
法則何一つとして思い出せなくてごめんなさい そもそも体験してないので

外に出られた 幽霊物質だらけ?…なんなん量子の月
ぐるっと南極まで歩いた先に…Nomaiの生き残り!!!!!!!!
Solanum!!!!!!!!!!!!!!
ひとりで変な声出して鳥肌立ったわ…
最初は軌道探査砲にいるのかと思ってたけどこっちにいたか、生き残り
言葉が通じない…そして「宇宙の眼の石」の模様!!!そういうこと…
石を2個セットで置いて話を聞ける 全組み合わせで聞く
宇宙の眼も「量子」にまつわるもので、量子の月はその存在を反射している…ってコト???ごめんわからん
しかし生き残りとの邂逅フラグまでしっかり回収してくるとか、このゲーム、エモのハッピーセット

「それでも、この出会いは特別だって感じてる。私があなたのことを友だちだと思っても、気を悪くしないでほしい。」

ズルい

・いざ宇宙の眼へ
量子の月に寄り道したことで気持ち解像度の上がった宇宙の眼、流石にゴールだろという確信強まる
最速でワープコア回収してNomaiの船に向かう!
灰の双子星で砂から出てくるワープポイント探して
ワープコア回収して戻って
イバラ突入して、アンコウやり過ごして、脱出ポッド付近から偵察飛ばして
またアンコウやり過ごして、船着いた~と思ったら超新星爆発 全部アンコウのせい

やること多くね?というか時間がかかる
よくよく見るとイクラのそばのチェックポイント、光ってないから単純に探索したつもりになって見落としてただけで、実はNomaiの船は量子技術で隠れてるわけではない???そもそも壊れてるんだしな 深読みしすぎた?
ワープコア持ってアンコウに食われたら俺はもうアンコウが嫌いになってしまう…いや既にクソほど嫌いだけどゲームの評価が下がりかねないので、まずは船の情報を追えるようにして素の状態で到達を目指してみる

あったわ…深読み乙…

仕切り直してワープコア持ってあっさり到達
座標を打ち込んで、ワープコアセットして、GO!

なんか雷鳴ってっけど…
アンコウみたいな声が聞こえてビビる
これでもっとでかいアンコウとかいたらキレるぞ
ブラックホールみたいなとこに偵察機投げる
偵察機との通信が絶たれました」
今までどんな過酷な環境に投げ込んでも一瞬で返ってきた偵察機が返ってこない!
このシチュエーション、最後まで出し惜しみなし!
飛び込む!

答え合わせ大会の予感!
幽霊物質、実際に星系を覆ったんだね
まあそうでないとあのNomai達の死に様は説明つかないか

「やがて訪れる宇宙の死によって滅びる全生命体の中で、アンコウは最も惜しまれることのない存在である。」

開発者ァ…わかっててやってんのかコノヤロウ…

無数の星系と超新星爆発と思しきものが広がる景色
これはあれですか?宇宙の眼に到達したことで「高次存在」的な何かになっちゃいました?

焚き火を付け、マシュマロを焼く
ベンチャーズの仲間が楽器で演奏しているという要素の時点でワンチャンあるなとは思ってたけど、やっぱり始まるMOTHER(あるいは迷宮組曲)タイム

ハーモニカ取りに行く時にアンコウ出てくるの、最後の最後まで嫌がらせが過ぎるけどここまでわかっててやってるなら一周回って許せなくもないと思い始めてくるのが悔しい

集まっていくEsker、Riebeck、Chert、Feldspar、Gabbro…

そしてSolanum…

いやーーーこれ偶然でも量子の月の謎解き終えておいて本当によかった…
「え?もう1つ楽器あんの?誰よ?」ってなった時に「きっとあいつだよな…」って想像できるのとできないのとでは、趣に天と地ほどの差がある…

「この曲は初めてだけど、参加できて光栄だわ。」

水くせえこと言ってんじゃねえよ友だちだろ…
宇宙の眼に到達した主人公のイマジナリーフレンドだったとしてももういい、野暮なことは言わねえよ…

みんなで演奏したら球体膨れてますがなんですかねこれ…
ん?全てを終わらせる?

爆発ENDマジ?

かと思いきや、それでもなお遥かなる時を経てまた生まれる星系と生命体…「趣」じゃん…

最後に打ち込んだ偵察機が飛んでいったけどもしかしてこれオマケ要素か?

■所感

いやー良いゲームでした。

超新星爆発と古代民族の遺物
何を引き換えにしても彼らが到達したかったロマン
量子や幽霊物質など得体の知れない概念・物質

「宇宙✕SF」という組み合わせでぜひとも食べたいメニューが、大量に詰まっていた。

日頃色んなコンテンツを摂取してて思うんだけど、やはり自分は特段に「SF」が好きだ!
そして「宇宙」はこう、現実でめちゃくちゃ興味を持つ対象かというとそれほどではないんだけど、
やっぱ未だに人間にとって解明されていない謎が最も多く存在するところだと思っていて。
その謎の多さが「エンタメにおける懐の広さ」に直結しているところ、言ってしまえば「都合良く解釈できるところ」が好きなのかもしれない。

例えば中世ファンタジーとか、歴史モノとか、現代日本とか、そういう舞台設定がされている世界観は、物凄く制約が多い。その世界観での「それらしさ」とか「考証に耐えるか」という眼から逃れられない。

まあ宇宙も何でもフリーダムというわけじゃなく、作中でも自転と公転が存在していたりするので一定の「それらしさ」は実装されていて、実際我々もそれを自然と求めているとこあるし、ある程度現実に即した要素があってこそ入り込みやすいのもまた事実だと思う。そこら辺のバランス感が絶妙だったのかもしれない。実際天体に詳しい人とかから言わせたら周期とか地軸とか惑星の明るさ天候など気になる要素たくさんありそうだし。

俺たちもまだ全然よくわかってないものが舞台だから、何があってもおかしくないで納得できる"幅"が他のジャンルと違うと感じていて、そのよくわかってないものに「作者が見た夢・ロマン」がこれなんだな、という「趣」も感じるわけですね。

そんな観点で見ると作中に「人間」が出てこないのもかなり良かった。存在するだけで「人間らしさ」という制約が発生するので。HearthianもNomaiもどんな見た目でどんな倫理観でどんな生き方をしていても許されちゃうわけ。現に自分たちの望みを叶えるために星系ひとつ犠牲にしようとしたNomaiを悪党くせえな~と思いつつも「でもこいつら人間じゃないしな…」ってなってたところとか、そういうことです。
そしてそんな種族に人間的に共感できる要素があるとクリティカルヒットの発生率が高いのは、大いなる先駆者「E.T.」が証明してますね。

こういう面倒くさいことを無限に考えさせてくれるコンテンツが大好きなので、「Outer Wilds」は最高に好きなゲームのひとつになりました。

でもアンコウだけはマジで許しがたいのでいつものレビューでは減点しちゃうかも…ごめんな。

■追記

クリア後ももっとこの世界の解像度を高めたい欲求が途絶えないので探索し回っています。
すると出るわ出るわ、上記ではまったく捉えきれていない細かい設定に関わる情報が…。
色々と情報をすっ飛ばしてクリアしてしまったことをやや悔やみつつも、掘れば掘るほど緻密に組み立てられたこの箱庭宇宙のことが好きになっていく。
導入の惹き込み方の雑さ(宇宙船よりラジコンのほうが100倍操作が難しい)とか、自分も一度挫折した操作体系及び各種機能の説明不足感、アンコウの存在などによる減点が些末なことと感じるくらい加点が積み上がっています。

どのくらい解像度を高めてからDLC「Echoes of the Eye」を開始するか悩んでいますが、その悩みも含めてまだまだしばらくこの箱庭宇宙をしゃぶり尽くそうと思います。
クリア後のMY航行記録もふせったーへ記録し続けて、DLC開始前にまとめてブログ投稿予定。

ちなみに、Twitterで進捗を報告し続けていたら、誰かの体験から供給される栄養を求めて「Outer Wildsゾンビ」と呼ばれる人々が集まってきたので、ゾンビの第一人者的な方々もまじえてスペースで話しました。
上記に残せていないこと色々話していますので、ここに辿り着いたゾンビ各位はこれも栄養にしてください。

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