カクゼツ

一般大衆からは隔絶された面倒オタクの独り言。基本的にゲームのことばっかです。

Alephant

プラットフォーム:Steam
ジャンル:パズル
評価:9.0/10.0

ぞうさんを操作し、2種類のオブジェクトを接続した状態で片方に重なる。画面内全てのオブジェクトに対してこれの達成を目指す、変わり種倉庫番パズル。

オブジェクトは2種類存在する。ぞうさんが押すことが可能でありもう片方と接続することで特定の効果を発揮する模様タイプと、ぞうさんが重なったり通過することができるが接続されていないと何の効果も発揮されない文字タイプ。

模様タイプにはさらにいくつか種類があり、その効果を駆使して画面内のオブジェクトを全て繋ぎ文字を踏み尽くせばステージクリアなのだが、これがまあなかなか難しい。

模様タイプは模様タイプ同士で衝突し、文字タイプは文字タイプ同士で衝突する。文字タイプはぞうさん自身は通過してしまうので押すことはできないが「2つのオブジェクトが接続済の場合」に限り、模様タイプを押すことで連鎖して文字タイプを動かすことができたり、模様タイプと文字タイプは重なることができたり、模様タイプには「向き」が存在し特定方向でなければ接続できないなど、細かい仕様の存在がルートの抜け発生を誘発しまくってくる。さらに挙動から正解ルートを逆算しようにも「複数のオブジェクトが影響し合う仕様」がいくつかのステージで何の予告もなく存在し「発見して解きなさい」と言わんばかりなので試行錯誤は不可避。

このパズル構造だけなら完全に大好物でしか無いが、ステージ間に用意されたムービーから何かを読み取く謎解きもあわせて挑む「牛との対話ステージ」が個人的減点要素。一応謎解きの答えが表示される救済オプションもあるのだが、せっかくメイン要素だけで充分オイシイネタなのにそういう方向性のパズルが混ざっているのはなんだかな~となってしまった。

Baba Is Youほど危険(?)ではないが、手応えある倉庫番系パズルを遊びたいなら間違いない一作。

ぞうさんと和解せよ。

 

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ぞうさんパズルマイスター(勝手に命名):まるとりさんの記事がはるかにエモーショナルで魅力が伝わりやすいと思いますので、興味がある方はこちらも御覧ください。

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