カクゼツ

一般大衆からは隔絶された面倒オタクの独り言。基本的にゲームのことばっかです。

ゼルダの伝説 夢をみる島 リメイク

プラットフォーム:Nintendo Switch
ジャンル:アクション
評価:6.0/10.0

2Dゼルダ屈指の名作のリメイク。

2ボタンしか無いゆえに煩雑だったアイテムの取り回しは、ボタンの増えた現行機においては当然のことながら、いくつかのアイテムが固定アサインされるなど、大幅に遊びやすくなった。

ジオラマ的なグラフィックが「この島の世界を表す手段」であることはオープニングの時点で理解できるし、クラシックと電子音を併用したBGMも原作を尊重しつつ現代のゼルダらしさを出そうとしたであろうこともわかる。

しかし自分にとっては原作の体験が鮮烈過ぎたせいか、グラフィックは別段心を掴まれなかったし、BGMに関してはそもそも個人的な趣味嗜好として「クラシックアレンジ」が好きではないのでまったく響いてこなかった。

またダンジョン周りで部分的に謎解きの難易度が下げられていたり、ダンジョンによっては既存のヒントが意味を成さないものになってしまうような仕様変更があるのは、かなりの減点ポイント。追加要素のパネルダンジョンにいたっては遊びとしての面白さがどこにあるのか問いただしたくなるくらいの蛇足。

元々が完成度の高い作品だったと思っているので厳しい採点だが、まあ初めて本作を遊ぶなら別にこのリメイク版でもいいんじゃない?とは思う。

俺の中のかぜのさかなはこの作品では再び目覚めてはくれなかった…。

 

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