カクゼツ

一般大衆からは隔絶された面倒オタクの独り言。基本的にゲームのことばっかです。

Return of the Obra Dinn

プラットフォーム:NintendoSwitch
ジャンル:推理アドベンチャー
評価:7.0/10.0
船員が皆死に絶えて帰還した船オブラディン号に調査員として乗船、船員の死骸から死の直前の記憶を辿り、起こった出来事の一場面を追体験し、どの死骸が誰でどんな役職なのか推理するアドベンチャー
かなり面白いんだけど、同時に非常に惜しいゲームだった。本当にあと一歩。何故かと言うとこのゲーム、推理の過程で必要になる要素がゲーム中で全部用意されているという狂気の作り込みなのだけど、消去法や当てずっぽうでも「正解判定」がされてしまい、かつ正解判定を数人単位で出して初めて徐々にゲームが進んでいくというシステムになってしまっていて、これがとても勿体ない。「情報を全て自分で集めて考える推理モノ」になれるポテンシャルがあるにも関わらず、システムがわざわざそれを潰してしまっているわけです。
消去法を使って遊んでもそれなりに手応えがあったくらいの高難易度なので、幅広く遊んでもらうためにはこのシステムが正解だったのだろうとは思うのだけど、「全船員の情報を回答し下船するまで正解判定一切なし」のハードモードを用意してほしかったなと思ってしまった。 store-jp.nintendo.com