カクゼツ

一般大衆からは隔絶された面倒オタクの独り言。基本的にゲームのことばっかです。

Cuphead

プラットフォーム:Steam
ジャンル:アクション
評価:9.0/10.0

ステージクリア型ボス戦多め難易度高めのアクションゲーム。

カートゥーンへの思いが詰まった圧倒的な手書きのグラフィック、1つのアクションゲームに用意するには過剰とも言えるくらいの曲数が収録されており「何の映画のサントラですか?」と勘違いしかねないハイクオリティな正統派JazzBGM。いずれも正気と思えぬこだわりが感じられ、開発に7年かかったらしいがそりゃそうだろう…と納得せざるを得ない。

カートゥーンには明るくないので、なんかトムとジェリーリスペクトっぽいものが出てきたな、という事があった程度だったが、詳しい人ならきっとニヤリとさせられるような要素が山ほどあるものと思われる。

ゲーム内容はボス戦7割横スクロール3割といった所。正直横スクロールは蛇足だった感が否めないがボス戦が楽しいのでまあ我慢出来る範囲内。ボス戦はひたすらトライアンドエラーで初見殺しを理解しながら進めていく。ボスの形態が変わるのがそのステージの何割なのか、今回はどれくらいまでいけたのかがリトライ時に可視化される親切設計。各ステージで最高ランクを取るためにはノーダメージ(もしくはライフ増加アイテムを装備して1ダメージ)が条件となるのでやり応え充分。難易度は最初2段階あるがRegularでやらないとラスボスに挑めない罠があるらしいので要注意。クリア後に追加されるExpertは高難易度中毒者も納得の仕上がり。

日本語版はローカライズが予定されているもののまだ出ていない。だがストーリーはこのゲームにおいてさほどウェイトを占めないし絵の雰囲気でなんとなくわかる所も多いので、高難易度アクションが好きなら直ちに買って遊ぼう。

~2022/12追記~
大変丁寧にローカライズされている。

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