カクゼツ

一般大衆からは隔絶された面倒オタクの独り言。基本的にゲームのことばっかです。

Astrea Six-Sided Oracles

プラットフォーム:Steam
ジャンル:ローグライク/デッキ構築ストラテジー
評価:9.0/10.0

カードではなく効果が6面に記されたダイスでデッキ構築をしながらステージを進めるSlay the Spireフォロワーゲーム。

ドローするたびにダイスが振られて出た目の効果を手札として使用順を考えて敵を倒していく。ダイスの種類がセーフ・バランス・リスキーの3種類あり、セーフは効果は弱めだがダメージ面少なめ、リスキーはかなり強い効果が2面と自キャラへのダメージが4面あり、バランスはその中間といった塩梅。

カードと違って効果が不定なので運に左右されがちではあるが、ダメージを反転させるような効果もあったりするのでデメリットを乗りこなすような構築もある程度可能に見える。

キャラクターは全6キャラで、それぞれライフがある程度減ったときに使えるスキル「徳義」の効果やダイスの種類が異なり、かなり毛色の違う遊びごたえがある。

味方を回復し敵にはダメージを与える「浄化」と味方にダメージ敵には回復&スキルゲージ上昇をもたらしてしまう「堕落」の2種を使い分けるバトルシステムがユニークで秀逸。堕落をどうしても受けたくないときは敵に与えることもできるがその分敵のゲージが増えてしまったり、あるいは自身に堕落でダメージを与えることで使える徳義を増やしたり、あらゆる局面でリスク・リターンを天秤にかけることになるので戦略性大。

エリアボスのバリエーションが少なめでやや物足りなさを感じたり、リスキーダイスから受けるデメリットが大きすぎてセーフ~バランス構築安定と感じてしまうなど若干の粗はあるように思えるものの、Slay the Spireフォロワーローグライクの中では指折りの傑作。

 

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