カクゼツ

一般大衆からは隔絶された面倒オタクの独り言。基本的にゲームのことばっかです。

レジェンドオブレガシー ファーストインプレッション

18時間ほどプレーしてラストダンジョン一歩前あたりに差し掛かったところでファーストインプレッションってのもどうなのよって感じだけれども。

現時点の評価としては「かなり人を選ぶゲーム。若干期待しすぎてたかも。」といったところ。定価ほどの価値は見出だせないけどまあまあ面白いと思う。クソゲーではないが神ゲーというほどではない。万人に薦められるものでもないので、良いところとイマイチなところを連々と書いてみる。

良いところ

与えられる情報はほぼ皆無、未踏を彷徨う面白さ

「この街の誰それに会いなさい…どこどこにモンスターが湧いて困ってるから倒してくれ…」 ロールプレイングならぬお使いプレイングになっているゲームが溢れかえっている昨今では非常に珍しく、「どこへ行く、何をする」といった部分が全てノーヒント。 ダンジョンのボスを倒さなくてもある程度はさらに先のダンジョンも探索することができるくらいの自由度がある。筆者はダンジョンを探索しきれてないまま割とホイホイ飛ばして先に進んでしまったため、最初から数えて3匹のボスを最初に倒しました。しかし流石にあとから戻って戦った最初のボスは弱すぎたので、大筋の順番は決まっている感はある。 それでも何から何まで道筋の決まったRPGよりは自由さを感じるので、そういうのに飽き飽きしている人にはオススメしたい。

気の抜けない雑魚とのバトル

油断してるとすぐ死ぬ。油断しなくても死ぬ。 10ダメージ前後の攻撃しか繰り出してこないと思しきモンスターがいきなり強力な全体攻撃を繰り出してきたりする。 この毎度新しいダンジョンの雑魚にボコボコにされて学ぶというのは、フロアが変わる度に万全を期す必要があり、それでもどうにもならないことがある初期のウィザードリィに近いものがある。 ただし反面、技が充実してくれば被ダメージはかなり抑えることができるようになるため、そうそう負ける事も無いくらい安定してしまうのも事実。

浜渦サウンド

これは完全に筆者の趣味。 ただ、全体的にいい感じではあるけど、FF13のように心を鷲掴みにしてくるような曲にはまだ出会えていない。 あとこのゲームの雰囲気にそこまでマッチしているか?というとちょっと疑問もあるかもしれない。イトケンみたいに熱苦しくメロディのわかりやすい曲を多くしたほうが印象良かったんじゃないかなという気もする。

イマイチなところ

精霊術の使い回しが煩わしい

いわゆる呪文や魔法と呼ばれる類の「精霊術」を使うためには、専用のアクセサリを装備させたキャラで1回行動を消費して精霊を呼び寄せる必要がある。 敵も精霊を呼び寄せる技を使う事があり、この取り合いがまあ面白いところでもあるが、雑魚戦ではそんな悠長な事をせずにガード1人とアタッカー2人でドカドカ殴ったほうが手っ取り早い事も多い。ボス戦ではこれも含めて戦略を練る必要があるものの、雑魚戦である程度使用していないと精霊術を習得できず、使用するためにさらにアクセサリ装備枠を1枠使ってしまうことになるため、「精霊術を修得するために雑魚と繰り返し戦う」という作業がある程度必要になってしまう。

ストーリー、キャラ同士の掛け合いが非常に薄い

「7人で物語も7倍」ではなく「7人いるので1回のプレーでの物語は7分の1」。 そして7人のキャラクターの思惑が絡み合うような群像劇はほぼ無さそう。 どのキャラクターを使っても、最初のメンバー以外のキャラクターは街中をふらふらしているところを話しかけたらサクッと仲間になるだけで、その過程にストーリーは無し。 メインキャラクターの物語は進めるうちに随所で挟み込まれるがあくまでもそのキャラクターのものだけであり、仲間とのやり取りはせいぜいボス戦の直前に差し込まれるちょっとした会話だけ。 公式の公表では速い人は20時間程度でクリアできるとのことだが、それでも正直2周目をプレーするかどうか悩ましいレベル。

 

アッサリだけどこんなところです。 クリアしたらまた追記するか、もしくはもっと書くことがあったら別途記事を書こうかな。