カクゼツ

一般大衆からは隔絶された面倒オタクの独り言。基本的にゲームのことばっかです。

ハースストーンはいいぞ

Hearthstone 昨年11月頃から遊んでいるHearthStone(ハースストーン)というオンラインカードゲームが面白い。 2015年10月に日本語化されたばかりで、 これから熱くなっていって欲しいゲームだ。 ゲームの事ばかり呟いている自分のブログなんぞに 目を通してくれる方もまたゲーム好きと見込んで、 是非騙されたと思って一度遊んでみて頂きたく筆を取った次第である。 当方対人カードゲームはマジック・ザ・ギャザリングポケモンカードを小学生の頃に少々嗜み、 ビデオゲームも含めて言えば遊戯王カードヒーローも好きだった程度という、 本当に浅瀬にちょっと踏み入った事があるだけのおっさんである。 そんな自分が今ガッツリハマっているのだ。 バックグラウンドとなるWorld of Warcraftを遊んだこともなく世界観も知らな いのに なんでこんなにハマってんだ?と考えた所、 いくつか決定的な理由を見出したので 勧誘目的も兼ねて書き連ねてみる。 もし共感できた人はいますぐダウンロードしよう! PCでもスマホでもタブレットでも遊べるぞ! 公式ページを読み進めると World of Warcraftのキャラクター知ってるやろ?って感じの謳い文句が出てくるが それは単に宣伝広告が下手なだけでそんなもん知らなくても楽しめるから安心してくれ。 (知ってるほうがより面白いのは間違いないんだろうけどさ) いやマジで周りに一緒に遊んでくれる人が少ないので頼む

ゲームを進行するために必要なルールは全部システムが吸収してくれる!!

「ターンの最初にカードを1枚引く」とか 「ターン終了したらアレをアンタップして○×△□…」とか まずゲームを遊ぶために覚えなきゃいけないルールが多すぎる!と感じたことは 無いだろうか。 当たり前だがこういう 「ゲームの進行のために覚えてやらなきゃいけないんだけど戦略とは直接関係ない事」 はシステムが全てやってくれる!!! いい時代になった。 本当にいい時代になった。 最近アナログなボードゲームがブームの兆しを見せているのは事実だしそれはそれで良さがあるのだが ことデッキ構築型の対戦カードゲームについてはいちいちカードの説明を読んだりその効果を解決したりと ぶっちゃけやらなければならないことが多すぎて煩雑に感じることも少なくなかった。 この手のゲームに慣れている方々からすれば 『お前は何を言ってるんだそんなん覚えてやるのが当たり前やろ』と言いたくなるかもしれないが、 こういう所が簡単になるのは決して悪いことではないと思う。 早い話どうゲームが進行するのか、勝利条件は何なのかといった最低限のことさえ理解 してしまえば 後はあまり細かいことは気にせずカードのプレイに集中できるわけで、 それはつまり初心者が最初の一歩を踏み込んで覚えることの量に挫折することが少なくなり すなわち間口が広がるということだ。 なにはなくともハースストーンのルールは本当にシンプルでわかりやすい。 1ターンに1つずつ増えていく「マナ」というリソースを使って、 「ミニオン」と呼ばれるしもべを出して戦わせる もしくは呪文を使うといった行動を取り 「ヒーロー」と呼ばれるプレイヤー本体の持つ30点のライフについて、 先に相手のそれを0点にしたほうが勝ち。 こういうゲームをやったことがない人でもすんなり始められるレベルだと思う。 しかも対人戦のマッチングも速く、 自分の回線状況が安定していればラグもまず起こらず、 (要するに他人の回線状況に左右されて自分が不利益を被ることが無い) CPU戦の思考時間もほぼ無いに等しい。 悲しい現実として正直もうカードヒーローとか遊べたもんではない。

PC、携帯、タブレットどれも1つのアカウントで遊べる!!!

最初にBattle.netというBlizzard社のオンラインサービスに登録する必要はあるが、 それさえ登録しておけば後はどの端末からも同じデータで遊べる! いい時代になった。 本当にいい時代になった。(2回目) ちなみにアジア、NorthAmerica、EUと3つのサーバーから1つを選択する必要があるが NAで賞金ありの大会に出るランカーになるんや!という心意気でもない限りアジ アにしておこう。 日本語対応以前からNAで遊んでいたプレイヤーにはアジアへの移行期間が設けられたそうだが 2016年1月時点でそういった措置は無いためだ。

無課金で遊び放題!!!!

驚くべきことにコンピュータ戦も対人戦も遊び放題である。 "スタミナ"なんざクソ喰らえと言わんばかりの潔さだ。 ※筆者はオールドタイプゲーマーなので昨今のゲームの形態を一部disる傾向にあることをご容赦頂きたい。 ただ当然このゲームは「エンターテイメント」であると同時に開発のBlizzard社 にとっての「ビジネス」である。 実際問題、無課金で作ったデッキ」で多くのプレイヤーを相手取って ランク戦を勝ち上がるのはかなりの腕前と運が要求される。(というか実質不可能に近い) そこでBlizzard社が提示してくるのはこれらの選択肢である。   1人用の特別なCPU戦と報酬が多数用意された「アドベンチャー 現在全3種類 1種3000円 カード5枚が封入、1枚は必ずレア以上が保障された「カードパック」 現在全3種類 2パック360円~   なんだ結局金じゃねえか!!解散!!!!   と思ったそこの貴方…。 ちょっと待って頂きたい…。   なんとこのハースストーンというゲーム…。 日々のクエストを消化して手に入るゲーム内通貨で…。 これらアドベンチャーもパックも購入可能なのである!!!!   ただでさえ無料で遊べちまうのに 追加コンテンツまで現金を支払わないという選択肢が取れるとは本当に大したものである。 昨今のスマホゲーで荒稼ぎしたがる会社ならまず本体をパッケージとして販売して金を取り、 続いてスタミナ制を採用して回復するためのアイテムを販売して金を取り、 さらにはアドベンチャー追加コンテンツとして販売して金を取り、 パックも期間限定カードをしこたま盛り込んで販売して金を取ってくるはずだ。 もう正直これだけでBlizzard社にありったけの敬意を払いたい。   話を戻すとアドベンチャーは4~5区画あるうちの1区画が600~700G程度。 パックは1パック100G。 1日1つ提示されるクエストは、だいたい40G~60Gのものが多い。 あとモードを問わず対人戦で3勝する毎に10G手に入る。 大体1日50G溜まっていくとして、2週間程度ちまちま遊んでいれば アドベン チャー1区画もしくは6パックが手に入る計算である。 たまに「フレンドが勝利するところを観戦で目撃する」だけで1パック貰えるという美味しいクエストもある。 その気になれば細く長く続けてアドベンチャー全て(2016年1月時点)、 金額にして9000円分を無課金で解禁することも可能というわけだ。

欲しいカードを狙って作れる!!!!!

ハースストーンのカードのレアリティは以下のように分類される。 基本カード無課金でも使えるカード コモン:カードパックからたくさん出てくる レア:カードパック1つから必ず1枚出てくる エピック:たま~に出てくる レジェンド:1%くらいの確率で出てくる レジェンドは1デッキに1種1枚、それ以外は1種2枚までという使用制限があり、 さらに現時点では他のプレイヤーと交換といったこともできないため、 コモン・レアエピックは3枚以上、 レジェンドは2枚以上保持していても無用の長物ということになる。 この無用の長物たちを「魔素」というものに還元することができ、それを一定数消費することで、 基本カードを除くコモン・レアエピック・レジェンドいずれのカードも作成することが可能である。 ※勿論1~2枚しか持っていないカードでも不要と判断したなら還元可能である   そう、欲しいカードが出てこないなら「作ればいい」のである。 ちなみに6000円程度カードパックを購入して引いたカードを全て還元すると大体1600魔素が入手できるが、 これはレジェンド1枚 orエピック4枚 orレア16枚 orコモン40枚 に相当する。 さらにいえばハースストーンは必ずしもレジェンドが強いわけではなく 1デッキ全てレジェンドということは現状において"""絶対に無い"""レアコモンのほうが遥かに重要なケースのほうが多いため、 それこそ1600程度の魔素があればランク戦でそこそこ戦えるデッキを作ることも充分可能である。   10連ガチャ1回何千円×n回… 確率を明記しているが… 必ず出るとは言っていない…   こんな現代の"スマホゲーの闇"と比較すると ただこれだけでBlizzard社が偉大に見えてしまうのは自分だけだろうか?

ロードマップ

重ね重ね言うようだが無課金状態のカードでどんなデッキを組んでも常勝はほぼ不可能である。 そのような状態でただただ負けが込んでこのゲームの面白みが薄れていくのは非常に勿体無い。 そこで最低限課金することも踏まえたロードマップを以下に示す。 「どれくらい面白いと感じたか」 それぞれの感覚に応じて自分のペースで歩みを進めて欲しい。 HearthStone日本語Wiki HearthStoneManiacのこのページも参考になるはずだ。   ・ソロ・アドベンチャー、練習、ノーマルで各ヒーローに勝つ 最初はメイジで慣れるのがオススメ ・ソロ・アドベンチャー、練習、エキスパートで各ヒーロー(9種類)に勝つ ※エキスパートはクリアしたかどうかチェックが残らないので上から順番にやるといい ~以下順不同繰り返し~ ・自分でデッキを構築してみる ・カジュアル、ランクで対人戦で遊んでみる ・各ヒーローのレベルを10にして基本カードを揃える ・日々のクエストを達成する ※1日1回、クエストの右上の×を押すとクエスト内容を変更できる ・溜まっていくゴールドで ・闘技場を遊んでゴールドやパックを獲得する(と同時に色んなカードを知る ことができる) ・パックを購入する(最初はクラシックがオススメ) ~以上順不同繰り返し~   ■面白い? ・面白くない →すいませんでした ・面白い! →以下続く ・1つのヒーローのレベルを20にして酒場の喧嘩を遊べるようにする →週に1回、そのモードで1勝するだけでクラシックパック1つが貰えるので早めに達成したほうがお得 ・使い込んでみたいヒーローが出来たら →そいつのデッキレシピを検索してみる ・基本カードが物足りなくなってきたら →アドベンチャー「ナクスラーマスの呪い」を購入する このアドベンチャーには基本カードの上位互換のような有用カードが多い 2016/04/26追記 「ナクスラーマスの呪い」はスタンダードから外れたためもう購入できなくなりました。 現時点でアドベンチャーやカードパックはコレを買うべき!とは言い切れない部分が多いです。 ・カードパックを買ってみる →作りたいデッキの方針が明確でない限り最初はクラシックがオススメ →まとめ買いすると地味ながら安くなる ・エピック・レジェンドが当たったら →有用性を確認して活かせるデッキレシピがあるか調べてみる to be continued...

終わりに

お前はBlizzard社の回し者かと言われても仕方ないレベルの推しっぷりだが、 一人のゲーマーとして純粋に「このゲームは面白い!もっと流行って欲しい!」と感じただけである。 もしコレを読んで始めてくれた人がいたとしたら、バトルタグ naopoona#1544 まで気軽にフレンド申請を送って頂きたい。